住宅建設会社の経営者が
大赤字の福祉事業、介護施設運営に
踏み込んでしまった話(後編)

※前編は、こちらをご覧ください。

こうした数々の失敗を経て、老人ホーム事業をやるのであれば「このやり方です!」をまとめたのがケアリーです。

昨年(2021年)7月にオープンした直営施設「ナーシングホームケアリー岐阜下佐波」には、実際に自分の両親を住まわせています。

両親にとっても僕にとっても今が一番いい状態です。2人とも楽しく過ごせてますし、ご飯も美味しい。(経営も一番楽です。)

何より、一番入所費用が安いです。

僕が最初に建てたグループホームには、母が入所しましたが、月の負担額が大体21~22万円でした。

その次のサ高住には、父・母が入所しましたが2人合わせて月に55万円くらい負担していました。

それがケアリーでは、2人で30万円ちょいで済んでいます。

当然、老人ホームにとって介護や医療、施設の質は大切ですが、それらをクリアしている場合、次に来るのは、間違いなく入所費用なんです。

高齢化が進む中、今後、入所費用が安い施設がもっともっと求められる世の中になっていきます。

実際、介護が必要な家族を持つ身としては、本当に有難いです。

介護が必要な方、そのご家族の切実な「お困り事」を解決できるのもケアリーの老人ホーム事業を皆様にご提案する理由の一つです。

「建設会社」に老人ホーム事業をご提案する理由

では、僕がなぜ全国の「住宅建設会社」に老人ホーム事業をご提案させていただくのかを書かせていただきます。

誰もがわかっていることですが、今後、少子高齢化が進むと、子供が減っていく、イコール、新築事業がどんどん減っていきます。

実際に元気のない建築屋さんは、どんどん廃業されていると聞いています。

さらにいうと、今後は、大手が勝っていくのが見えている、そんな時代です。

これまで以上に先行きが不透明な時代に、建設会社として生き残る、もしくは組織を守り続けるためには、新しい事業をやるしかないというのが僕の考えです。

もちろん、経営者という立場であれば、社員を守る、会社を守るというのは、当然です。

もっとかっこよく言えば、地域のお客様に長年(僕の会社は、今年で13年目かな)ご飯を食べさせてもらったので、「建設会社として地域に居続けないとあかん!」

そして、「建てさせて頂いた家のメンテナンスも、し続けていかないとあかん!」と思うわけです。

でも、どうせやるんやったらレッドオーシャンより、ブルーオーシャンの方がよくありませんか?

ケアリーは、昔感じた“行列ができる匂い”がする事業です

お陰様で「まごころ住宅」では、ケアリーの「建設部門」として去年ベース(2021年)で老人ホームを3棟完工させていただきました。

現在、受注見込みが10棟くらいあります。

また、自社の建設・運営実績をもとに建設会社さんだけでなく、福祉関連のお客様、全くの他業種、異業種の方にも幅広くご提案させていただけるようになりました。

で、ケアリーを世の中におススメし始めてわかったことですけど…これは“絶対的な引きがある”事業です。

何がおこっているかというと・・・

時計の針を少し戻して…20年前、僕が28歳の頃、現場監督から初めて営業になった時の話ですけど、当時、分譲地を作る会社だったんです。

そこに条件付きで…売り建てというパターンですね。広告打ったら、翌朝、お客さん並んでたんですよ。

(今は、広告を打っても何もないというのがざらで、万が一反響があれば御の字ですが…。)

ケアリーの老人ホームは、そんな“お客様が並んでいた匂いがする”事業なんです。

世の中から求められているので、営業もすごく楽です。広告費もほとんどかからない。

長年、建設会社を経営されてきた方には、“この感覚”がなんとなくわかっていただけるのではないでしょうか。

老人ホームは、住宅建設会社がやるべき事業だと思います!

また、先ほどブルーオーシャンと書かせていただきましたが・・・

これまでの経験を通して、実は、老人ホーム事業って僕たち住宅建設会社こそが主体となってやるべき事業じゃないかと、強く思うようになりました。

事業運営は、やりかた次第で上手くいきます。やり方、仕組みを知っているかどうかなんです。

ただ、老人ホームの場合、訪問介護や通所介護などの介護事業と比べ、土地代や建物の建設費用、運営資金など、ある程度まとまった資金が必要になります。

細かい話は省きますが、地元の住宅建設会社が中心となって全体をまとめていくことで…

何より土地オーナーさん、銀行さんが安心されるんです!

そうすると何が起こるかというと・・・

そうです。

「受注」が発生します。

建築だけでなく、運営まで踏み込むと地域で一人勝ちできるブルーオーシャンな事業になります。

建設会社にケアリーをご提案する理由は、下記のページでまとめていますのでご興味がありましたらご覧ください。

ご提案の背景

これからは、チャレンジしないことが最大の失敗に!?

僕は、住宅事業では、まあまあパッとしているほうじゃないかと自負していますが(笑)、福祉事業~高齢者住宅事業に関しては、まぁ本当に自分でもビックリするほど失敗してきました。

でも、その失敗の経験からこのビジネスの課題に関しては、解決の糸口を導き出せるようになりました。

今回お話させていただいている、数々の失敗が将来への「確かな道しるべ」となっていることを実感しています。

あとで振り返って「チャレンジしないことが、最大の失敗や!」と周りに公言できる日がくるかもしれません(笑)。

大切なのは「再現性が高い事業」であることです。

僕がビジネスをやる上で大切だと思っていることは、何より「再現性が高いこと」です。

簡単にいうと…俗人的にならず、誰がやっても同じ成果を出せるように「仕組み化」がされているということです。

実際に、これまで様々な住宅系のフランチャイズに加盟してきました。

そして、成功の確率を上げることは、「失敗しない方法をどれだけ知っているか」にかかっていると思っています。

今回、お話しさせていただいたように「ケアリーの老人ホームFC」は、僕の様々な失敗の経験から作ったものです。

僕には、

・住宅会社の経営者としての立場

・福祉事業をそこでやって失敗した立場

・介護状態の両親を持つ利用者の立場

この3つの立場があります。

そして、ケアリーの老人ホーム事業は、そんな様々な立場が持つ「お困りごと」をすべてクリアできるように作りましたので、とても「再現性」が高いです。

もちろん、今後、まだまだ色々な悩みが出てくるとは思うんですけど、そのための対策も打っていますんでご安心ください(笑)。

この再現性のある老人ホーム事業ケアリーにご興味がありましたら、お気軽にお問合せください。

住宅建設会社が手掛ける老人ホーム事業」について、詳しくご案内させていただきます。

オンラインセミナーも随時開催しています。参加無料ですのでお気軽にお申込みください。

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住宅建設会社の経営者が大赤字の福祉事業、 介護施設運営に踏み込んでしまった話(前編)

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藤村 典久 プロフィール

5年間大工として活躍後、住宅メーカーに勤務。家創りにまつわる多種多様な経験を積んで起業。わずか10年足らずで社員120名の企業に成長させる。両親の病気・介護をきっかけに、導かれるように介護福祉事業に参入。

建築会社の経営者、介護事業の経営者、要介護者の家族の3つ観点から世の中に、地域に必要とされ、経営者も夢が持てる老人ホームの仕組みづくりを実現。直営施設である「ナーシングホーム ケアリー岐阜下佐波」には、自身の両親も入居している。